サイズリミット・バッグリミットのお願い

2014年 12月 2日 - カテゴリー: 釣りのヒント集

Knot Enough乗船のお客様へのお願いです

当船では、独自のサイズリミットとバッグリミットを設けて、皆様に遵守して頂いております。釣りの未来を考えての事ですのでご協力お願いします。

シーバス(フッコ・スズキ)
60cm以下を1人1匹まで 

ただし、11月~4月末まではサイズ問わずオールリリースとさせて頂きます (2017年11月よりオールリリース期間を延長しました 理由はこのページ最下部の補足文章を参照して下さい)

メバル
25cm未満を一人6匹まで

カサゴ
22cm以上を6匹まで

青物各種

無駄にしない量まで

全魚種共通 未成魚はリリース推奨です。スズキは激減中ですので、出来れば年間通してオールリリースでお願いします。イナダ(ブリの未成魚)はリリース推奨です。脂の乗った冬のワラサ・ブリを食べたらイナダは育てよう・・・という気になるかと思います。

これらのルールは当船独自の物です。法的拘束力はありませんが、継続的にこの釣り場で遊びたい船長からのお願いという形で皆様に守っていただいております。御承知の上でご乗船下さい。ご理解、ご協力有り難うございます。

参考までに2018年から、JGFA推奨のリミットは、シーバスは60cm以下を1匹、カサゴ類は15cm以上を15匹となっております。そちらを守るという方はそちらのルールで構いません。

サイズリミット・バッグリミットについての補足説明

東京湾のスズキの資源量はピークを越え、ここ数年は劇的に減少しています。日々釣りをしていると、東京湾各所のシーバスの群れの数、そして群れの規模共に少なく、小さくなっていて、このままでは楽しいシーバス釣りが成立しなくなる・・・と、危機感を覚えています。

2011年より当船では4匹のバッグリミットを皆様にお守り頂いておりましたが、2015年2月1日以後は、65cm未満を2匹と、2匹少ないリミットに、そして2017年11月以後はバッグリミットを1匹に、オールリリース期間が11月~2月末までだったところを、11月~4月末とさせて頂きました。サイズリミットについても、これまで長らくの間、50cm以上、70cm未満とさせて頂いておりましたが、資源量の減少に伴い、2018年5月以後のサイズリミットは60cm以下とさせて頂いております。小さい魚に関しては自発的に逃がそうとする方が殆どなので、ルールとして必要なのは、上限だと感じ、それに即したルールに変更させて頂きました。

2017年よりJGFAのバッグリミット改定案作成にも関わらせて頂きました。今後はJGFA推奨のバッグリミットも60cm以下1匹となります。スズキの旬は夏です。そして例えば夏場の旬の55cmのシーバスを洗いにして食べれば、一般家庭のオカズとしては、十分な量で満足出来るかと思います。

何故60cm以上はリリースなのか

シーバスは50cmで成熟すると言われております。幼魚が成熟するまではほんの3年程度なのですが、産卵に参加する様になると成長スピードは著しく落ち、70cmになるまでに8年、80cmになるには10年以上かかると言われております。皆が釣りたい80cm以上の所謂ランカーサイズを育てるには、その予備軍であり、60cmまでサバイブしてきた優秀な個体の数を維持するだけでなく、その遺伝子を残すべく産卵させる事が大事だと考えております。

本来ならば、これらのルールは釣り愛好団体や釣り船独自の物ではなく、水産庁なり環境省なりがしっかりと水産資源の現状を把握して、毎年その資源量に応じて細かく見直しをしながら、監視員を投入し、罰則を設けて実施するのが望ましいのです。アメリカを含め、環境先進各国では当然の如く行われており、日本でも遠く無い将来に実施されるべき事でしょうが、現状では水産資源はほぼ獲ったもん勝ちの獲り放題の野放し状態。現状では、水産資源の量に対して、釣り人口、そして漁獲量が多すぎるので、持続的に利用可能な漁獲高をしっかりと見定めた上でこの様なルールが必要となる訳です。

今のままですと、東京湾のシーバスの資源量はしばらくの間、減少し続けると思われるので、非力ながらも独自にサイズリミットとバッグリミットのルールを設けさせて頂いて2018年で7シーズン目になります。いち釣り船が資源量に与えるインパクト、そしてリミットを設定する事で与える影響等、たかが知れているのですが、将来的にライセンス制やバッグリミット、そしてサイズリミットが導入される、ほんのわずかな切っ掛けになれば・・・との想いで行っております。お客様には、是非前もってご了承の上ご乗船頂きたいと思います。

因みにですが、船の上であまりしつこくリミットについては言いません。当船独自のルールで、現状では船頭からのお願い・・・と言う形で皆様に守っていただいております。皆様が釣りたいと思う、超大型のシーバス、目標サイズのシーバスが釣りたければ・・・その予備軍を、できるだけ健康な状態でリリースしていかなければなりませんね。

当船独自のルールですが、ご理解ご協力宜しくお願いします。

 

追記です:

この文章をウェブサイトリニューアルに伴い書き直した2014年12月2日からわずか数週間、12月半ばに産卵で集まっているスズキの群れを約2週間に渡り、ほぼ毎日巻き網船団が来て漁獲してしまいました。全部で何トンの漁獲だったのか、詳しくは知りませんが相当量のスズキが一気に獲られた事は間違いありません。その後2か月近く経ちますが、当船も含めこの時期に大型のスズキを狙って釣っている船(殆どの船がキャッチ&リリースです)が軒並み例年に無い貧果に苦しんでいます。居るはずの場所に魚が殆ど居ない、来るはずの場所に魚が殆ど来ないという惨状です。毎日各所で魚群探知機で魚の量を見ているので、魚が減っているのは間違いありません。勿論、湾内全てのスズキが獲られた訳ではありませんが、特に産卵に重要な大型の親魚が一気に漁獲されてしまった今、今後回復までにどれだけの時間がかかるのか、そもそも今のままで回復するのか、想像もできません。

我々遊漁船が産卵前後の魚を狙う事の是非も問われそうですが、私の個人の意見としてはキャッチ&リリースで、ルアーで一匹づつ釣るのと、巻き網で群れ全体を一斉に捕獲するのでは話の次元が違います。産卵期のシーバスに関しては即時オールリリースのみ、シングルバーブレスフックを1ルアーに2本まで・・・等、我々アングラーには少々厳しいと思える様なルールを飲んででも、スズキの巻き網に対する厳しい規制が欲しいと願うばかりです。因みにですが、シーバスを狙う際に、プラグにシングルフックを使うとフックアップ率は多少落ちます。しかし、フックアップしない魚を悔しがりながら釣りするのもまた楽しいですが、魚が居なくなり、一向にバイトすら得られない・・・となれば楽しめません。

スズキが食用魚としても重要な役割を果たしているのは十分に理解しております。しかし、生息数を一気に減らしてしまう様な乱獲はすべきではありません。私の願いは持続的に食用、レジャー共に利用可能な個体数の維持管理。我々アングラーにも非力ながら出来る事はありますし、将来不本意ながら飲まなければいけないルールも出てくるでしょう。

オールリリース期間についての補足

2017年までは11月~2月末までの産卵期をオールリリース期間とさせて頂いていましたが、2018年からは11月~4月末までをオールリリース期間とさせて頂きます。延長した3月と4月は、スズキの産卵期では無いのですが、同じくスズキ資源を利用している船橋のまき網船団の大手である大傳丸が2016年よりスズキ漁のFIP(Fisheries Improvement Program)を開始。FIPとは持続可能な漁業の認証制度である、MSC認証取得を目指すプログラムです。そのFIPの一環で、スズキ漁は産卵期やスズキの味の落ちる産卵後のスズキを狙う事を止めているとの事です。資源が減少し、漁業者がスズキを狙った漁を自粛している中で、遊漁が捕り放題というのは倫理に反すると私は思うので、漁業者がスズキを狙わない11月~4月末までをオールリリース期間とさせて頂く事にしました。尚、この時期はそもそもスズキの味の落ちる時期ですので、わざわざ食べても美味しくないスズキを持ち帰らず、いつかまた大きくなって我々遊漁者を楽しませてくれる様に願って優しく速やかにリリースしましょう。

以上、船長からのお願いです。御理解・ご協力の程、宜しくお願いします。

2014-12-02  »  fishtokyo

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